写真用語集

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ま行

マイクロフォーサーズ
ミラーレスカメラ専用に新たにつくられたカメラ規格。画面サイズが17.3mm×13mmの撮像素子が使われている。
マイクロレンズ
集光レンズのことで、イメージセンサーの画素のいちばん奥にあるフォトダイオードの上部に設置されて光を集める役目を担う。メーカーによっては、被写体に接近して撮影できるマクロレンズのことをマイクロレンズと呼ぶ場合もある。
マウント
  1. カラーリバーサルフィルムを1枚ごとにカットして収めるケースのこと、紙やプラスチックでできたものが多い。フィルムを保護する役目があるが、スライド上映するためにも欠かせない。
  2. カメラとレンズの接続部分のこと。カメラによってマウントが異なるので、他メーカーのレンズは接続できない。レンズとカメラの情報交換のための電気接点がある。
前ピン 【まえぴん】
主被写体よりも手前の距離にピントがあっている状態。
巻き 【まき】
急ぐこと。 使用例:「(押しているので)巻きで」
マクロレンズ
近接撮影用のレンズのこと。最短撮影距離が、通常のレンズより短くなるように作られている。近接撮影での収差が取り除かれているため、歪みがなく、複写などにも適している。花や昆虫を大きく撮影するときには非常に便利。
マスターレンズ
文字どおり、「Master=主人公、主役」のレンズである。とくに、リアコンバーター(テレコンバーター)やフロントコンバーターを取り付ける場合、もともとの撮影レンズをマスターレンズという。また、昔は前群交換式などのレンズがあったが、この場合、いつもカメラに固定されていて交換されない後群のレンズもマスターレンズと呼ばれていた。
マット紙 【まっとし】
つや消しコーティングされた印刷用紙のこと。光沢紙に比べると色が沈み気味で派手さはないが、落ち着いた雰囲気のある色調で再現される。
マニュアル
手でする、手で使う、オートに対して手動をいう。撮影に際しては、マニュアル露出とマニュアルフォーカスのどちらかもしくは両方を指す。
マニュアル発光 【まにゅあるはっこう】
撮影者が指定した発光量でフラッシュを発光させること。
マニュアルフォーカス
自分でレンズのフォーカスリングを回し、被写体がはっきり見えるまでピントを合わせること。 自動露出機能を使わずに、F値やシャッタースピードを任意の数値に設定して撮影ができる。
マニュアル露出 【まにゅあるろしゅつ】
絞り値とシャッター速度を撮影者が任意に設定すること。マニュアルに設定し、カメラ内の露出計を参考に露出を決めることをメータードマニュアルという。
マルチコーティング
カメラや望遠鏡のレンズの表面に、反射防止のためのコーティングを何層も重ねて蒸着すること。光の透過率を高めたり、フレアやゴーストの原因となる内面反射を抑えたりする役割がある。
見切れる 【みきれる】
写ってはいけない人・物が写ってしまうこと。例えばライティング時のソフトボックスなどは面積が大きいぶん見切れやすいので気をつける。
ミラーレス一眼 【みらーれすいちがん】
一眼レフのようなファインダーのためのミラー機構を持たず、液晶モニターや電子ビューファインダーを見ながら撮影するレンズ交換式のデジタルカメラ。
ミレッド
色温度 はふつうケルビン(記号K)で表示するが、 色温度変換フィルター はミレッドという単位で表示することが多い。ミレッドとは色温度の逆数(1/色温度)に10の6乗(100万)をかけ算したもので、Mという記号で表す。ミレッドで表すと色差がすぐにわかるので、色温度フィルターを使う場合にはミレッドのほうが便利である。たとえば、赤みを抑えるC2フィルターは「20ミレッドだけ色温度を上げる」ということを意味する。カラーメーターもミレッドで表し、換算表によって、適合する色温度変換フィルターを探すようになっている。
無限遠 【むげんえん】
レンズのピント合わせの際、それ以降ピント合わせが不要になる距離。およそ焦点距離の2000倍といわれている。レンズでは無限大「∞」のマークで表されることから、無限大と呼ぶ人もいる。
明度 【めいど】
色の明暗のこと。明度が100なら白になり、0なら黒になる。逆光気味の被写体を撮影する場合、「明度」で暗く調整すると被写体を際立たせられる場合がある。
メインライト
主光線。被写体を最も広い範囲で強く照明する光線。
目線 【めせん】
写される人の視線。人物撮影では、目の方向、目線が重要である。 大人数でモデル撮影会をするときに、カメラを見てほしいときに「目線くださいっ!」というと見てくれる。
モアレ
moire(=波紋)。画像を形成しているドット(あるいは ピクセル )が互いに干渉しあって発生する周期的なパターン模様。オフセット印刷物でも網点が干渉してモアレが起こることもある。細かな格子模様の被写体を撮影したときに見られることがある。
モチーフ
題材、素材、対象の意味で、狭い意味で対象、被写体をいう。
モデリングランプ
とくに大型のスタジオ用フラッシュに付属している電球のこと。発光前に点灯して、あらかじめライティングの効果を確かめることができる。
モノクロ写真着色 【ものくろしゃしんちゃくしょく】
白黒写真の全体、または一部に着色する方法。プリントアウトした白黒写真にマジックなどで直接着色する方法や、画像編集ソフトで着色する方法のほか、デジタルフィルターとしてカメラに内蔵されている機能を使う方法もある。
モノクロフィルム
モノクロームの略で、ラテン語で単色を表す。一般に白黒プリントを作成するためのネガフイルムをいうが、ポジフィルムもある。
モノトーン
単一色の濃淡や明暗で表現された写真のこと。白黒写真を指す場合もあるが、単なるモノクロとは違って色は限定されず、カラーで撮影した写真であまり色を感じさせない写真のことまで広い範囲を指す。